中村 百花(海士町、三好、沖縄、奄美を巡り新たなカルチャーを創る)

ー 自己紹介をお願いします。

中村百花です。
大学卒業後、人材業界での経験を経て
現在はNPO法人Ubdobeのローカル事業部で働いています。

ー Wander Workerではどのような立ち位置で関わっているのですか?

自分の働き方、暮らし方を見つめ直している福祉従事者と、
人手を求めている地方の働く場、生活の場を繋げる仲介役を担っています。

ー このプロジェクトの中で、人材業界での経験はどのように活かされていますか?

私は、具体的ににこれがやりたいという強い意志があるわけでもなければ

何かを表現する表現者でもありませんが、何かいいものを見つけた時、

そしていいものが見つからなくて困っている人がいる時にそこを仲介することはできます。

だから、人材業界で働いて、福祉に関わる仕事ができるようになった今も、この事業を通して「魅力的な素材とニーズの仲介」という自分の一番したかった仕事をさせてもらっています。


ー 実際に福祉従事者と地方を繋げるプロジェクトに関わることで、

 地方に足を運ばれていますが、各地でどんなことを感じましたか?

初めてローカルの事業で足を踏み入れたのは徳島県の三好市というところなんですが、
自然が豊かだけど、主張しすぎてないところがすごく気に入って。
観光地とは違う、空気だけで自分がストンと落ち着ける場所として、地方の魅力を感じたんです。


施設の周りをちょっと散歩したら、魚が泳いでるすごく綺麗な川があって。
もうちょっと歩いた先で、たけのこを発見して。そのたけのこを一緒に拾って帰って。
・・・そんな風に普通に生活してるだけで楽しかったんですよね。
地域で年齢とか職場を超えて、それぞれがお互いを活かしあって暮らしている、
その「生きている感」がすごくいいなと。地方で暮らすことの憧れを感じました。

ー Wander Workerを通じて、行く側と受け入れる側、双方にどのようなメリットがあると考えていますか?


例えば、私は街生まれの街育ちだから、地方で出会う皆さんには

「近くにコンビニがあるっていいね!」って言われることが多いんですけど、
そんなこと、当たり前すぎて、言われて初めて気付くんです。
 
同じように、地方に行った時に「そこら中で森の匂いがして素敵だね。」
って伝えると、びっくりされるんですよね。そんなの当たり前じゃん!って。
でも、そんな風に「よその人」が来て思ったことを言うだけで
「中の人」も初めて魅力に気づいてくれる。
「よそ者」って、各地方にとっては、とっても有難い存在なんですよ。

ー 最後に、中村さんがWander Workerに感じている「可能性」について、詳しく教えてください。


まだまだ「長く働くべきだ」「同じところで働くべきだ」っていう固定概念が強いですよね。
でも、そういった「働くとはこういうものだ」という固定概念に傷つく人がたくさんいるのも事実です。
でも、本当は働き方や暮らし方って、もっといろんな可能性があっていいと思うんです。
私は、Wander Workerを通して、「仕事」とか「暮らし」っていうのをもっと自由にしていけたらなって思っています。